〜オルソケラトロジーとは〜
オルソケラトロジーとは、一般的なコンタクトレンズとは異なり、寝ている間に特殊な形状をしたレンズを装用する事で角膜の形状を平坦化して、
近視や乱視を矯正する方法です。 内側に特殊なカーブをもつコンタクトレンズを、夜寝ている間の6~7時間装用することで、角膜の形状が矯正されます。
日中活動時の裸眼視力の向上を目的としています。朝起きてレンズを外した後も一定時間角膜の形が保持され、
昼間コンタクトレンズやメガネを装用せずに裸眼で生活することが可能です。
アメリカでの実績は100万人以上で、日本でも2009年に厚生労働省に承認されている安全性が高い視力改善治療で、ナイトレンズともよばれています。
オルソケラトロジーの仕組み
近視の場合、網膜より手前で焦点を結ぶため、
像がぼやけて見えます。就寝時にレンズを装用します。
レンズの特殊な内面カーブで
「くせ付け」されることで、正常な屈折を得られます。
「くせ付け」されたことにより、
一定期間形状が維持され、日中の裸眼視力が上がります。
〜オルソケラトロジーの特徴〜
〜適応の方〜
〜メリット・デメリット〜
メリット
デメリット
●注意点
近視や乱視が強い場合は治療できません。
治療効果を得るために複数回のレンズの合わせ直しが必要な方が2~3割程度おられ、最終的に治療効果を得られない場合もあります。
適切な取り扱いやメンテナンスが重要なのは通常のハードコンタクトレンズと同様です。
以下に当てはまるような場合はお勧めできないことがあります。ご相談ください。
〜小児の近視抑制治療について〜
〜処方の流れ〜
〜安心の国産レンズ〜
当院で扱うオルソケラトロジーのレンズは日本人の角膜に適した国産のレンズです。
中央部の突出が少ない角膜形状には、 サジタルデプスが浅めのレンズがフィットします。
外からの衝撃に対してもしなやかに曲がり、
割れることを防いでいます。
眼の健康を保つために必要な酸素を十分に取り入れますので、角膜に優しいレンズです。
管理の仕方はハードコンタクトレンズと同じなので すぐに慣れることができ、簡単です。
〜費用について〜
費用については治療ごとに異なりますので、詳細については窓口でお問い合わせください。